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【普及啓発】津波シェルターで防災学習、見学旅行誘致へ 室戸ジオ推進協が体験プログラム

日本初の津波シェルターを防災学習旅行の誘致に活用しようと、高知県室戸市の室戸ジオパーク推進協議会が、シェルター見学を盛り込んだ体験プログラムをつくった。津波シェルターは2016年、同市佐喜浜町の都呂地区に完成。沿岸部まで急な山肌が迫る場所の避難手段として整備された。コンクリート製の縦横の穴がL字型に山を貫き、71人を収容可能。縦穴の階段を上ると、屋外の高台に出られる。推進協は室戸世界ジオパークセンターでの地震や津波に関する解説や実験、室戸岬の視察を組み合わせた環境防災学習プログラムを2016年から実施しているが、受け入れは1校にとどまっていた。県東部観光協議会から「シェルターは防災学習に取り組む学校から引き合いがある」との提案を受けた推進協は昨年度、従来のプログラムにシェルター見学を追加した。市観光ジオパーク推進課の大西亨課長は「シェルターはほかにない施設で、誘致の入り口としては有利。防災とジオは密接に結びついており、重要なプログラムとして磨き上げたい」と話している。【8月11日 高知新聞より】