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【普及啓発】津波避難タワーで防災学習 田辺市の芳養小6年生/和歌山
和歌山県田辺市の芳養小学校6年生56人が1日、同市の芳養地区津波避難タワーで防災学習をした。避難タワーの設備について、市の職員から説明を受けながら見学した後、1946年12月21日に起きた昭和南海地震で津波を体験したタワーの近くに住む亀井寿男さんの話を聞いた。亀井さんは体験した地震と津波の恐ろしさを当時の状況を振り返りながら伝えた。被災した時は未明で、真っ暗の中、寝間着姿で近くの神社の高台まで逃げたという。亀井さんは最後に「津波や地震が起きることを想定した準備をすること、家族の人と避難先や避難の仕方について話し合ってほしい」と訴えた。児童が話を聞いた屋内避難スペースは地上から9.75メートルの高さにあり、簡易トイレや備蓄スペースを備え、太陽光発電パネルを設置している。階段またはスロープで上がることができるため、車いすでの避難ができる。【2月4日 紀伊民報より】
▼田辺市 芳養地区津波避難タワー
http://www.city.tanabe.lg.jp/bousai/haya-hinan-tower.html