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【普及啓発】清水中学校で防災小説を書くユニーク学習/高知

南海トラフ地震に向けた防災意識を高めるため、高知県土佐清水市の清水中学校が、地震発生から避難するまでの過程を、生徒一人一人が防災小説としてまとめる取り組みをしている。学校では日頃から避難訓練や避難所運営ゲームを積極的に行うなど、防災学習に力を入れてきたが、教員たちには、防災学習の成果が子どもたちに定着しているか不安があった。土佐清水中学校で防災のアドバイザーを務める慶応大学の大木聖子准教授が、教員らと協議する中で行き着いたのが「防災小説」だった。感情を交えてシナリオ化すれば当事者意識を持って考えやすいのでは、と考えた。今年5月に3年生89人がシナリオ作りに挑戦。津波から逃れた避難者を誘導する場面や、倒れたブロック塀を避けて避難する様子、土砂崩れで家に閉じ込められた光景など、それぞれに被災時の危険や動き方を想像していった。土佐清水中学校で防災授業を担当する中野こずえ教諭も「小説を書くことによって、子どもたちがどれだけ学んだことを理解しているかや意欲、心の部分が見える」と評価している。大木准教授は土佐清水中学校で完成した小説の分析を進めながら、全国で行う防災教室などでも提案していくということである。【8月21日 高知新聞より】
▼大木聖子研究室
http://bosai.sfc.keio.ac.jp/