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【普及啓発】災害時、視覚障害者どう避難 県内、仕組み構築急務/岩手

岩手県盛岡市で25日、盛岡視覚支援学校の生徒が大槌町で防災学習を行い、東日本大震災で被災した視覚障害者から「状況判断の大切さ」を学んだ。同町末広町の町文化交流センターで、震災で被災した釜石市野田町の視覚障害者佐々木芳子さんは、「災害時どうやって逃げたら助かるか、みんなで考えてほしい」と同校高等部の生徒4人に訴えた。震災時、同市鵜住居町で暮らしていた芳子さんは地震発生直後、1歳の孫を背負って夫栄治さんと共に高台に避難し、命を守った。身を寄せた避難所生活は困難も多く「障害者だと示すものもなく、邪魔にならないようにじっとしていた。手を差し伸べてくれる人がいなければ動けないときもある」と振り返った。県視覚障害者福祉協会によると、震災では県内の視覚障害者35人が犠牲になった。多くは声掛けがなく、避難が遅れたとみられる。【7月26日 岩手日報より】