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【普及啓発】災害時のろう者 意思疎通手助け 能美市、県内自治体で初/石川
石川県能美市は、ろう者やボランティアが避難所で首に巻いて、耳が聞こえないことや手話ができることを伝えるバンダナを作った。60センチ四方の正方形。上半分の左側に「耳がきこえません」という言葉とともに耳が不自由なことを示す「耳マーク」、右側に「手話ができます」という言葉と「手話」を意味する手話のイラストを入れた。対角線で折ると一方が隠れる。下半分には「何がしたいか」「どうしたか」を伝える際に使う表を設け、「書いてください」「おなかが痛い」など、計12種の意思表示をイラストとともにあしらった。市内の聴覚障害者や支援者でつくる「市聴覚障害者と共に歩む会」が昨年10月、市にバンダナの作製を要望。市は要望を受け、同会と意見交換しながら独自デザインを考えた。20日は市役所で贈呈式があり、井出敏朗市長が同会の加藤康士代表にろう者の会員30人分のバンダナを手渡した。市はこのほか、市ボランティアコミュニティ活動支援センターに30枚を貸し出し用に置くほか、市福祉課内に避難所用として40枚配置する。【9月21日 中日新聞より】