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【普及啓発】登山者の安全確保急務 不意打ち噴火、静岡県内も対策

23日に噴火した草津白根山の噴火は常時監視していながら前兆が観測されず、行楽客などが巻き込まれた。静岡県は「本県でも類似の事態は十分起こりうる」として、登山者の安全確保対策や啓発活動を速やかに進める方針である。富士山や伊豆東部火山群の影響が予想される市町では、2014年9月の御嶽山噴火を受け、噴火時に登山者や利用客の誘導を行う集客施設の指定を進めている。伊東温泉旅館ホテル協同組合理事長の稲葉明久さんは「伊東市でも観光客を火山災害から守らなければならない」と話し、各施設で定めた防災マニュアルの徹底や対策強化を図る考えを示した。富士山富士宮口9合目の万年雪山荘の渡辺和将社長は「御嶽山以降、ヘルメットを携行する登山者が増え、各山小屋にも装備している」と備えの大切さを強調した。元火山噴火予知連絡会長で県防災・原子力学術会議地震・火山対策分科会長の藤井敏嗣東京大名誉教授は「富士山も伊豆東部火山群も観測網の一層の充実は必須」とした上で、「観測網の整備には限界がある。どこでも不意打ちがありうることを皆が念頭に置き、何が起きたかすぐ理解できるよう、ちゃんとした知識を持っておくことが重要だ」と話した。【1月25日 静岡新聞より】
▼静岡県 富士山火山防災対策
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/shiraberu/higai/fujisan/index.html