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【普及啓発】西日本豪雨 肱川氾濫時、住民の6割が野村ダム緊急放流後に避難/愛媛

昨年7月の西日本豪雨で、野村ダムの緊急放流後に肱川が氾濫し甚大な被害が出た愛媛県西予市野村町地区で避難した世帯のうち約6割(速報値)が緊急放流後に避難を始めていたことが愛媛大学災害調査団の調査で明らかになった。調査によると、野村ダムでは昨年7月7日午前6時20分、ダムの流入量とほぼ同量を放流する「異常洪水時防災操作」を実施。家から避難所などに避難した73世帯のうち60・8%が午前6時20分以降に避難し、緊急放流を挟んだ午前6時台の避難が最も多かった。避難世帯の約2割は浸水した場所を通っており、安全な避難ができていなかった。また、6割以上の世帯が「野村ダムが市民を水害から守ってくれると思っていた」と感じており、発表した同大社会共創学部の羽鳥剛史准教授は「ダムだけでは水害を完全に防げないことを理解し、災害状況に応じて避難できるように啓発や情報伝達が必要だ」としている。【2月26日 毎日新聞より】
▼愛媛大学 災害調査団
http://www5.cee.ehime-u.ac.jp/saigai/