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【普及啓発】豪雨教訓 水害家屋の応急処置紹介 岡山県建築士会倉敷支部が冊子

岡山県建築士会倉敷支部は、水害に遭った家屋の適切な応急処置や復旧のポイントを記した冊子を作った。2年前の西日本豪雨で、会員は被害が大きい倉敷市真備町地区に入りボランティアとして活動。その際の課題を基に資料としてまとめた。冊子はA5判、カラー37ページ。浸水の深さといった被害状況の目安や、書類手続きから再建に至る過程を図表で表現した。真備での活動から着目したのは、迅速でコストを抑えた再建に必要な建築部材。建物を補強する「筋交い」や「間柱」、竹を組み合わせ土壁の骨組みとなる「木舞竹(こまいたけ)」などは、現状のまま残すことを勧めている。また、復旧完了後に起きやすいカビの被害を防ぐため、乾燥の重要性も強調。汚泥を取り除き、洗浄、消毒を終えた後、完全に乾燥させるには2、3カ月以上が必要と指摘している。冊子は倉敷市の補助を受け3000部作成し、同支部や市役所本庁、市真備支所などで無料配布。被災地で活動するボランティアの参考にしてもらおうと、作業の注意点を記したシートも500部作った。現場に貼って使えるよう耐水性を高めている。【7月26日 山陽新聞より】