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【普及啓発】超大型台風で児童700人無事「奇跡の避難」 1934年・室戸台風、講堂全壊の小学校から学ぶ/京都
1934年の室戸台風で被害を受けながらも児童700人が無事だった京都市山科区の勧修小学校(当時・勧修尋常高等小)の事例から学ぶ講演会が11月28日、同小で催された。体験者の証言を集めた冊子を2月に完成させた地元の郷土史家浅井定雄さんが講演し、台風の当日、朝会のため講堂に集まる児童に教職員が教室に戻るよう大声で繰り返し指示した話を紹介。「校長はじめ、教職員が講堂の老朽化を事前に知っていたため、的確な判断ができた」と強調した。教室に戻った後も、校長の指示に従い、教員が児童を全力で誘導して難を逃れた。「この奇跡の1日を、防災や教育の関係者、地元住民に伝えたい」と締めくくった。【12月2日 京都新聞より】