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【普及啓発】近所の避難所「水害時、本当に安全?」千葉の高校生が自作標高図で検証

千葉県立船橋芝山高校2年の山内愛華さんが、自身が住む市川市の水害ハザードマップと自作の標高図を比較して検証し、避難所の危険度を判定した。研究のタイトルは「水害対策を身近なところから疑ってみた」。日本地理学会の秋季学術大会で10~11月にオンライン開催された「高校生ポスターセッション」で発表された。市のマップはおおむね1000年に1回の降雨量を想定。市全域図を、浸水した際の水の深さ5メートル以上▽5メートル未満▽3メートル未満▽0.5メートル未満▽浸水無しで色分けしている。山内さんは、「江戸川氾濫」と「真間川水系氾濫」のマップを比較検証した。すると、マップでは浸水無しや浅い場所に立地していても、川に隣接していたり、周囲の標高が低かったりする避難所があることが分かった。このうち、川や調整池に隣接する避難所は江戸川で1カ所、真間川水系で5カ所あり、この計6カ所を危険と判定した。山内さんは「避難所に行けば大丈夫と思っていたから驚いた」といい、「ハザードマップを見るだけではなく、自分の住んでいる場所や周囲の地形を知っておくことが大切だと思う」と話した。【12月8日 毎日新聞より】
▼日本地理学会 2020年秋季学術大会 高校生ポスターセッション(オンライン)発表リスト
https://www.ajg.or.jp/category/society-info/event/highschool_postersession/