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【普及啓発】防災力向上へ人材育成/三重
三重県教育委員会の主催で、中高生による被災地支援のあり方を考え、地域の防災力向上に貢献できる人材育成につなげる「中高生防災サミット」が、四日市市の四日市大学で開かれ、東日本大震災を体験した語り部による講演などが行われた。小学6年で被災した宮城県東松島市の斎藤茉弥乃さんは、避難した体育館で渦巻く濁流にのまれたが、着衣泳を習っていたことで水に浮き、難を逃れた。当時は津波が来たらどこに逃げるか知らなかったといい、「知識は必要だが、知識がないことを自覚することも大切」と語った。同級生の小山綾さんは、津波の際、小学校の校舎に避難した。教室にある防災ずきんを活用したり、カーテンで暖をとったりした。小さな子たちには図書館の本を読んであげた。「災害時、自分たちでできることはたくさんある。それを見つけて行動できる人になってほしい」と強調した。震災当時に宮城県石巻西高校の教頭として、避難所運営に携わった斎藤幸男・東北大特任教授は「悲しみから立ち直る力は、子どもたちの方がはるかに強い。防災は大人だけでなく子どもと一緒に進めなければ」と話した。【2月17日 読売新聞より】
▼三重県 中高生防災サミットを開催します
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0044500122.htm