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【普及啓発】震災の体験「悲惨さを乗り越え 今では前向きに捉える」約6割

NHKが社会心理学が専門の兵庫県立大学の木村玲欧教授らの協力を得て、震災の発生当時に小学生や中学生で現在も兵庫県内の12の自治体に暮らす31歳から40歳の5000人にアンケートを配布し、591人から回答を得た。アンケートでは震災からの25年を振り返って今の気持ちや考えについて尋ねた。「震災の悲惨さを乗り越え、今では前向きに捉えている」という気持ちについて、およそ6割の人が「前向きに捉えている」と回答した。こうした心境が変化したきっかけについて複数回答で尋ねたところ「家族の支え」が36.9%、「時間の経過」が33.0%、「友人の支え」が15.1%などとなった。また、心境の変化としては、「自分も誰かの役に立ちたい」という気持ちが強まった人とやや強まった人が57.5%、「助け合うことの大切さに気づけた」という気持ちが強まった人とやや強まった人が58.5%にのぼった。調査にあたった兵庫県立大学の木村教授は、「およそ6割の人が震災の体験を前向きにとらえているのは非常に驚きで、25年のなかで被災というマイナスの体験をプラスに変えて肯定的に捉えるという子どもの成長する力を強く感じた」と分析した。【1月17日 NHKニュースより】