運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【歴史・教訓】「三六災害」700人超の体験録 箕輪の碓田さん、小中高校生の作文集「補遺」出版/長野

1961(昭和36)年に伊那谷を襲った「三六災害」で被災した当時の小中高校生の作文を本「濁流の子」にまとめた長野県上伊那郡箕輪町の碓田栄一さんが、未収録だった700人超の作文を「濁流の子・補遺」にまとめた。25日、駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所に30冊と、原稿の原本を寄贈した。碓田さんは当時も箕輪町在住で無事だったが、通っていた伊那北高校の同級生が被災。家が流されて学用品もなくなった児童生徒を支援してほしいと呼び掛けた。全国から集まった支援へのお返しとして伊那谷の子どもたちの経験をまとめ、1964年にガリ版で500部作った。当初の本は78点収録したが、作文は約千点集まっていため、手元に残る700点超全てを載せることにした。「作文の多くが眠ったままになっていた。取り出してみると身に迫る作品があった。不幸な災害だったが後世に残す手伝いができた幸せな本」と碓田さん。同事務所は補遺を増刷して学校や図書館に配る他、デジタル化して一般公開することも検討している。【7月26日 信濃毎日新聞より】
▼国土交通省天竜川上流河川事務所 「濁流の子」完結編「濁流の子・補遺」!!貴重な災害伝承資料を引き継ぎます
http://www.cbr.mlit.go.jp/tenjyo/jimusyo/news_k/k_574/k_574.pdf