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【歴史・教訓】北海道 有珠山噴火から20年 速やかな避難が課題

平成12年の北海道 有珠山の噴火から3月31日で20年となった。有珠山は平成12年3月31日に西側の山麓でマグマ水蒸気噴火が起きて噴煙が火口から3500メートルに達し、噴石や地盤の隆起などにより850棟の建物のほか道路や水道に被害が出た。一方、およそ1万6000人の住民は噴火の前に避難し、犠牲者はいなかった。有珠山は明治以降、20年から30年の間隔で噴火を繰り返しているが、札幌管区気象台によると火山活動に特段の変化はなく、噴火警戒レベルは「活火山であることに留意」を示す1となっている。洞爺湖町の泉区自治会では、有珠山の噴火のほか地震や津波などの災害に備えて平成28年4月に自主防災組織を設立した。自治会を28の班に分けて、世帯の家族構成や連絡先のほか1人暮らしの高齢者など避難の際に支援が必要な人を把握している。この地区では高齢化が進み、660人余りのうち70歳以上の1人暮らしの高齢者が40人余りいるということである。泉区自治会で会長を務める山浦和好さんは「有珠山が噴火した場合は行政もパンクすると思うので、地域で協力し合わないと立ちゆかない。高齢者が高齢者を助けなければならない状況だ。これから行政と協力し避難の体制を作らなければならない」と話している。【3月31日 NHKニュースより】
▼洞爺湖町 有珠山の状況について
http://www.town.toyako.hokkaido.jp/bousai_info/mt_usu_condition/