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【歴史・教訓】津波伝える石碑、データベースに 民博、新情報求む

過去の津波被害を記録した全国各地の石碑や寺社の情報をまとめたデータベース(DB)を、国立民族学博物館が作り、ネット上で公開している。新たな情報があれば一般の人も書き加えることができるのが特徴で、全国的に珍しい取り組みという。11月6日に公開されたDBには、3日時点で計292件(11道府県)を登録。江戸期の安政地震や昭和の南海地震、平成の北海道南西沖地震、東日本大震災などに関する石碑や銘板、慰霊塔を民博の研究者が現地調査し、碑文の内容や所在地を写真や地図をつけてまとめている。担当の日高真吾准教授は「津波がどこまで来て、どんな被害が出たか、何に気をつけるべきか。過去の記録は各地に残っているが、忘れられたものも多い。将来の防災に役立てるため、埋もれている記憶をみんなで掘り起こして共有したい」と話す。【12月4日 朝日新聞より】
▼国立民族学博物館 津波の記憶を刻む文化遺産
http://sekihi.minpaku.ac.jp/