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【歴史・教訓】津波教訓の木碑に新たな文字刻む 岩手・大槌で建て替えワークショップ

東日本大震災で被災した岩手県大槌町の安渡地区に設置されている津波の教訓を伝える木製の碑の建て替えに合わせ、地区住民が2月28日、新しい碑に刻印する文章を考えるワークショップを町内で開いた。震災の記憶の風化を防ごうと4年ごとに碑を建て直す取り組みで、2013年に当時の大槌高生が発案した。町内会などの協力を得て「大きな地震が来たら戻らず高台へ」と刻んだ碑を、同年3月11日に地区の津波到達点に建てた。ワークショップには大槌高復興研究会の生徒9人が参加。2017年に建て替えられた碑の前で、地区に住む小国忠義さんから震災被害の状況や設置の経緯を聞いた後、地区の公民館で住民と碑の側面に刻む文言について話し合った。新しい文章は「日頃から備えておくことが笑顔につながる」「未来 帰らぬ人の想いを背負い繋いで生きていく」に決まった。碑を10日に建て替え、11日にお披露目する。【3月1日 河北新報より】