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【歴史・教訓】豪雨3か月 広大調査「再度被害の恐れ」/広島

広島大の熊原康博准教授の研究室が、広島県内に残る水害碑に刻まれた教訓を生かそうと調査を続けている。調査は2015年8月、当時研究室に所属していた高校教諭の小山耕平さんが始めた。インターネットの情報や各市町村史を調べ、現地調査の上で、漢文などで書かれた碑文を現代語訳した。卒業後も調査を続け、県内で江戸時代のものを含む50基の碑を確認。広島市は熊原研究室と協力し、今年1月に市内の石碑や水害の内容を記したパンフレットを制作、3月には同市のホームページにも掲載した。研究室の大学院生、岩佐佳哉さんが碑の位置と7月の豪雨で、実際に災害が起きた場所との位置関係を調べたところ、豪雨では9基が立つ7か所で再び土砂災害が発生していた。岩佐さんは「碑がある場所では再び災害が起こる可能性がある。このことは、住民の方たちにも知ってもらいたい」と強調する。熊原准教授は「碑があっても、当時を知る人がいなくなれば忘れ去られてしまう。防災訓練や学校教育で碑文の内容を学ぶなど、活用方法を考えなければいけない」と話している。【10月5日 読売新聞より】
▼広島市 水害碑が伝えるひろしまの記憶 -過去が教えてくれること-
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1517903967336/index.html