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【歴史・教訓】震災時 難しい「共助」 被災者から聞き取り本に

東京都台東区在住の防災まちづくりコンサルタント、三舩康道さんが「東日本大震災を教訓とした新たな共助社会の創造」(近代消防社)を著した。東日本大震災から3年後の2014年3~4月に、岩手県宮古市、大船渡市、宮城県気仙沼市で聞き取りを実施。仮設住宅を訪ね、個別、グループ単位、合わせて約30人から、津波で家が流されるなどして、震災直後に避難所で暮らした際の状況を聞いた。結果、住宅に大きな被害を受けていない近くの住民から食料や毛布の援助がなかなか受けられず、避難者が厳しい生活を強いられ、住民同士の「共助」が機能しなかったケースが多々あったことを確認した。著書では、被災者それぞれの生の言葉を収録。「共助」を働かせる策として、自衛隊による支援などの「公助」を、国が被災4日目から保証するよう提言。自分で身を守る「自助」、「共助」は発生から3日間まで頑張るといった指針を明確に示すことで、地域コミュニティーの力が引き出せるとしている。【4月11日 東京新聞より】
▼近代消防社 東日本大震災を教訓とした 新たな共助社会の創造
http://www.ff-inc.co.jp/syuppan/sinkan.html