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【歴史・教訓】震災遺構保存へワークショップ 旧中浜小、校歌残し風化防止/宮城

東日本大震災で大きな被害を受け、震災遺構として公開の準備が進む宮城県山元町の旧中浜小学校で、校歌を歌って録音し保存することで震災の教訓を後世に伝えようと、今月1日に同町で「校歌復刻保存ワークショップ」が開かれた。震災復興を支援する団体「オーバーザレインボウ基金」の主催で、ワークショップの様子を録画し、動画配信サイト「ユーチューブ」に投稿することなどを通じて、震災の風化の防止を図るのが狙いだという。震災時、校長を務めていた井上剛さんもワークショップに駆けつけた。退職後は語り部などの活動を通して震災の記憶を伝えている。井上さんは「私たちの思い出だけでなく、学校、町が被災したことを未来に伝えることが校歌を残す意味になる。録音した校歌は、震災遺構の校舎内で流してほしい」と語った。町では先月25日から今月にかけて、地域住民と東北大、神戸大の学生ボランティアが協力して震災前の町並みを再現したジオラマを制作。震災遺構として公開された後の校舎内に設置される予定だという。町生涯学習課の担当者は「震災前の町を復元することが被災者の心の復興につながる」と指摘した上で、「見る人は震災を自分の身に置き換えて防災に役立ててほしい」と話している。【12月16日 産経新聞より】
▼山元町 旧中浜小学校震災遺構保存整備事業について
https://www.town.yamamoto.miyagi.jp/soshiki/20/8051.html