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【歴史・教訓】7世紀に未知の南海トラフ地震 東西連動型か 津波の痕跡発見/静岡

近い将来の発生が懸念される南海トラフ地震の想定震源域の東側で、7世紀末に未知の南海トラフ地震が発生していた痕跡を産業技術総合研究所などの研究チームが発見し、オランダの科学誌電子版に18日発表した。想定震源域の西側では684年に南海地震の「白鳳地震」が起きており、東西で連動した巨大地震だった可能性がある。痕跡となる4層の堆積物が見つかったのは、太平洋に面した静岡県磐田市の太田川河口付近。堆積物の厚さや河口からの距離などから、津波を起こしたのは、東海地方や紀伊半島東部の沖合で発生したマグニチュード8級以上の南海トラフ地震と判断。堆積物に含まれた植物片による放射性炭素の年代測定から、最も古い堆積物の年代は飛鳥時代の7世紀末と分かった。他の3層は、東西で連動した仁和地震(887年)と永長地震(1096年)、連動した可能性がある明応地震(1498年)だった。チームの藤原治・産総研副研究部門長は「南海トラフでは1300年前から毎回のように東西連動型の巨大地震が発生していたことを裏付けた。防災面での参考にしてほしい」と話す。【11月19日 産経新聞より】
▼産業技術総合研究所 7世紀末と9世紀末の東海地震の痕跡を発見
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2019/pr20191119/pr20191119.html