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【災害想定】千曲川堤防 一部損壊を複数確認 専門家「決壊拡大の可能性も」

台風19号の記録的な大雨で千曲川の堤防が決壊した長野市穂保の現場を、河川防災が専門で千曲川にも詳しい信州大学工学部の吉谷純一教授が調査した結果、決壊した場所の近くでも堤防が一部壊れている場所が複数、確認された。吉谷教授は、決壊の原因について、堤防を越えてあふれ出した川の水が、堤防の住宅地側の土を削り取っていき、堤防が徐々に崩れていったと見られると分析した。また、決壊した場所の上流、数百メートルの範囲では、堤防の住宅地側の土が大きく削られている場所が複数、確認できたということで、吉谷教授は「この近くでは、どこが決壊してもおかしくなかったし、決壊の幅がさらに広がっていた可能性もあった」と話した。今回の台風が近づいた12日には、長野県内では、北相木村や佐久市などで、1日としては、観測史上最も多い雨の量を記録している。吉谷教授は「これまで、千曲川では堤防を整備してきたことで災害を防いできたが、それだけでは防ぎきれなくなっているという認識が大切だ。いざというときにどう対応するか日頃から考えておくことがますます重要になっている」と話した。【10月15日 NHKニュースより】
▼長野県河川砂防情報ステーション
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