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【災害想定】口永良部島 マグマ増加量 5年前の噴火直前に匹敵 予知連/鹿児島
鹿児島県の口永良部島は、去年10月以降、火口付近を震源とする比較的規模の大きな地震が発生するなど火山活動が高まっていて、今年に入ってからは断続的に噴火が発生している。火山噴火予知連絡会は個別に活動の評価などを行う口永良部島の専門部会を設け、今回初めてとなる評価結果を公表した。それによると、地殻変動のデータから地下のマグマが蓄積され、その増加量は一時すべての住民が島外に避難した平成27年の爆発的噴火の直前の状態に匹敵しつつあるとしている。また、火山ガスの放出量も多い状態が続き、マグマの活動も活発化していて、今後、平成27年に匹敵する火山活動に発展する可能性があると指摘している。そのうえで専門部会は、大きな噴火の前には周辺で大きな地震が起きたり、火口直下の火山性地震が増加したりすることがあるため、今後の活動の変化を注意深く監視する必要があるとしている。口永良部島には「入山規制」を示す噴火警戒レベル3が発表されていて、気象庁は「火山活動が高まっている状態だと認識して監視を続けたい」としている。【4月27日 NHKニュースより】
▼気象庁 口永良部島の火山活動の評価について
https://www.jma.go.jp/jma/press/2004/27a/yochiren200427.html