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【災害想定】大分の土砂崩れ 地下水しみこみ岩盤が地すべりか

4月11日に中津市耶馬渓町で発生した大規模な土砂崩れについて、日本地すべり学会の専門家と林野庁大分県で作る合同調査チームが、27日から現地調査を行った。調査チームは29日、結果の概要を発表し、崩れた斜面は火砕流が火山灰や岩などを巻き込んで固まった「凝灰角れき岩」と呼ばれる岩盤でできていたということである。また、中腹からは地下水が噴き出し、地下水の周辺では、軟らかい地層が露出しているのが確認できた。研究チームは、岩盤に地下水がしみこむなどしてもろくなり、地すべりを起こした可能性があると指摘した。日本地すべり学会の落合博貴会長は「斜面内部の地層の状況などはわかっておらず、今後ボーリング調査などの結果も踏まえて原因をさらに詳しく調べたい」と述べた。また29日は砂防学会の調査団も現場を訪れ、土砂や地質などを調べた。団長を務める九州大学大学院の久保田哲也教授は「地下水と下の岩盤が崩落の要因の1つになった可能性は高い。対策のため、原因の究明をしっかり行いたい」と話していた。【4月29日 NHKニュースより】
▼日本地すべり学会 平成30年(2018年)4月に中津市耶馬溪町で発生した斜面災害について
https://japan.landslide-soc.org/news/2018/Research_Summry_Oita.pdf