運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【災害想定】大阪北部地震1カ月 住宅被害3万棟超、なお90人避難

大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震から18日で1カ月を迎えた。京都大防災研究所などが、大阪北部地震を起こした地下の動きは複雑で、2つの小さな断層が別の方向にずれ動いたと推定されるという解析結果をまとめた。今回の地震について、政府の地震調査委員会は、震源の周辺にある「有馬―高槻断層帯」「生駒断層帯」「上町断層帯」はいずれも直接の関係はないと推定。京大防災研究所の浅野公之准教授の解析などをもとに、地下の断層は2つに分かれ、南北方向の「逆断層」と北東南西方向の「横ずれ断層」がそれぞれ動くことで、たまったひずみを解放したと推定した。同研究所の後藤浩之准教授が墓石の転倒やガス供給の停止状況について行った調査でも、高槻市と茨木市に揺れが強い地域が集中していることが確認された。地震は地下の断層の破壊が高速で進む現象で、破壊の進行方向で揺れが強くなる傾向がある。今後、地盤の影響についてもさらに詳しく解析を進めるということである。【7月19日 朝日新聞より】
▼京都大防災研究所 災害調査報告 2018年大阪府北部地震
http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/disaster_report/#10907