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【災害想定】断層のずれ、短時間に連続発生 地盤災害誘発しやすく/北海道

北海道で最大震度7を観測した地震について、気象庁は6日、内陸の断層に東北東と西南西の方向から押す力が働き、上下にずれる「逆断層型」が発生したとの見方を示した。専門家によると、断層が短い時間に連続してずれたため強い揺れが発生し土砂崩れを引き起こした恐れがあるという。東京大の古村孝志教授(地震学)は「地震の波形を分析すると、一部の地域でごく短周期の揺れが長い時間続いていた。これは木造家屋の損傷などよりも土砂崩れなどの地盤災害を誘発しやすく、被害につながった可能性がある。また地震を起こした断層面は3カ所ほどに分かれて次々にずれたとみられる」と話した。古村教授は「今回の震源の場所から判断すると、石狩低地東縁断層帯と関連しているとみられ、同断層帯の延長部分が震源と重なっている可能性がある。ただ今回の震源は通常の活断層の地震より深い。把握できていない地下の断層が動いたことも考えられ、検証が求められる」と話した。【9月6日 日本経済新聞より】