運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【災害想定】溶岩流、3時間内に生活圏へ 富士山ハザードマップ中間報告

静岡、山梨、神奈川3県などでつくる富士山火山防災対策協議会は30日、富士山ハザードマップ改定作業の中間報告を明らかにした。シミュレーションでは、噴出量2千万立方メートル未満の小規模噴火の場合、3時間以内に小山、御殿場、裾野、富士、富士宮のいずれか、または複数の市町に溶岩流が届く可能性を明示。中でも改定作業で噴火対象年代が拡大し、新たに「二子山火口」などが想定に加わった富士宮市は、大動脈の国道139号や469号を越えて、市街地周辺や白糸の滝付近まで達する恐れもあるということである。富士山は噴火直前まで火口位置が定まらないとされるため、小規模噴火のシミュレーションでは、想定される火口範囲に92カ所の起点を設けた。地形データを20メートル四方に細分化して分析し、溶岩が起伏に応じて流れる状況を詳細に検証した。協議会では今後、中規模や大規模の噴火による溶岩流や融雪型火山泥流のシミュレーションなどを検討し、想定被害範囲はさらに拡大する可能性がある。20年度内にハザードマップの完成を目指す。同協議会を構成する富士山ハザードマップ検討委員会の藤井敏嗣委員長は「シミュレーション結果やハザードマップを見て、どこに火口が開いても安全に避難などの対応ができるように訓練することが重要だ」とコメントした。【3月30日 静岡新聞より】
▼静岡県 富士山火山防災対策
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/shiraberu/higai/fujisan/index.html