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【災害想定】被災地を視察の奥山武彦・山形大教授「耐震建物が被害軽減につながる」/山形

山形県沖を震源とする地震で、災害に詳しい山形大学の奥山武彦教授(地盤環境工学)が19日、最大震度6弱を観測した山形県鶴岡市に入った。昭和39年の新潟地震で大きな被害が出た大山地区などを調査したが、目立った被害は確認できなかったということである。奥山教授は「新耐震基準により設計された建物が大きく寄与している」と、要因を推測している。奥山教授によると、過去の資料などをみるとJR鶴岡駅前は、駅開業前は周辺一帯が水田だったとみられる。今回、液状化の被害にあった駐車場はショッピングセンター跡地で、砂敷きの地面の下に埋め戻されており、「自然に堆積してできた地盤に比べ、リスクは高かった」とする。奥山教授は「今回のような強い揺れがあると液状化現象が起きるリスクは高い」と注意を呼びかけた。【6月19日 産経新聞より】