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【防災力強化】インドネシア 津波 局地的に10m超か 日本の専門家調査
インドネシアのスラウェシ島中部で発生した地震と津波について、6日まで被災地パルで調査を行った東北大学災害科学国際研究所所長の今村文彦教授と中央大学の有川太郎教授が首都ジャカルタで防災の専門家らを対象に報告会を開いた。今村教授は、海岸沿いに立つ建物に残された津波の痕跡や目撃者の証言などから「津波の高さは局地的に10mを超えた可能性がある」と指摘した。有川教授は「津波は地震発生後、数分から10分の短い時間で到達し、避難するのに十分な時間がなかった」と述べた。一方、今回の津波の原因について今村教授は「今回の地震は震源が陸で、本来、津波は発生しないはずだが、地震の連動によって沿岸地滑りや海底地滑りが複数発生した可能性があり、非常にまれなケースだ」として、今後、詳細なメカニズムを解明する意向を示した。【10月9日 NHKニュースより】
▼東北大学災害科学国際研究所 2018年インドネシア・スラウェシ島地震
http://irides.tohoku.ac.jp/topics_disaster/2018sulawesi-eq.html