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【防災施策】アクションカードで災害初動対応 熊本地震教訓に益城町が作成/熊本

熊本県益城町が、町職員の勤務時間外でもスムーズに災害対策本部が開設できるよう、登庁順に職員のやるべきことを記したアクションカードを作成した。2016年4月の熊本地震では14日の前震、16日の本震とも町職員の勤務時間外だった。前震時は五月雨式に職員が町庁舎に参集し、方々から異なる指示が出るなどして混乱に拍車がかかった。この経験から、災害対策本部開設までの手順を具体的に記した指示書になるアクションカードを作った。通常の災害対応マニュアルと違って複数冊に分かれているのが特徴で、益城町の勤務時間外対応の「カード」は9分冊になっている。1冊目のカードは、最初に登庁した職員用。当面のリーダー役となって後続の職員に指示するよう求める。2冊目には、庁舎別館の安全性確認に必要なチェック項目が記されるなど、2冊目以降のカードにはそれぞれの職員の任務に必要な手順が書かれている。職員らは渡されたカードの指示に従って行動し、結果をリーダー役に報告することで初動の混乱を防ぎ、発生1時間後の災害対策本部設置を目指す。アクションカードは町と三菱UFJリサーチ&コンサルティングの約半年間の共同研究の成果。同社によると、アクションカードの導入は医療機関で進んでいるが、九州の自治体で取り入れたのは初めてということである。【4月12日 毎日新聞より】
▼三菱UFJリサーチ&コンサルティング 熊本県益城町との共同研究により自治体の災害対応業務の早期実施を目的とした「アクションカード」を開発
https://www.murc.jp/publicity/news/news_190327/