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【防災施策】住民自主的に早期避難 災害時周囲も巻き込み/山形

山形県小国町では、町民が自主的に周囲を巻き込んで避難することを誓う「早期避難宣言」を小国署が中心になって策定した。同町では昨年8月16日、大雨で河川が増水し、町内の北部、沖庭両地区に避難勧告の前段階の「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されたが、町によると、避難所へ避難した住民はゼロだった。同町では1967年8月の羽越水害の後、砂防事業が進められ、約50年にわたって大規模な水害に見舞われていないことから、「『小国町は災害に強い』という安心感が避難への意識を鈍らせている可能性がある」(板垣敦士・小国署長)と指摘する声もある。そうした町民の意識を改革しようと「早期避難宣言」が策定された。宣言は、大雨による河川の増水や土砂災害の危険が高まった際に、高齢者など近隣住民を巻き込んでいち早く避難することを誓うもの。避難の判断が難しければ、町から避難に関する情報が発令された際に、率先して避難所や自宅の安全な場所などへ避難する。【2月11日 読売新聞より】