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【防災施策】台風19号 群馬・富岡市 危険箇所を独自に洗い出しへ
群馬県富岡市の榎本義法市長は23日、台風19号による大雨で住民3人が犠牲になった内匠地区の土砂崩れを受けて独自で検証委員会を立ち上げ、現在の防災マップに記載されていない危険箇所の洗い出しに取り組む考えを明らかにした。土砂崩れの現場は、県の指定に基づいて作成されている市の防災マップで土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域には含まれていない。内匠地区は市が12日に出した避難勧告の対象にも入っていなかった。発生後の15日に行われた国土交通省の調査では、現場の勾配は20度と比較的緩く、「普通は、この勾配で破壊的な崩壊は起こらない。(全国的に見ても)数少ないケース」と指摘した。市が独自に立ち上げる検証委は有識者や国土交通省、県、市担当課などで構成。榎本市長は「委員会では、市として注意喚起するべき場所を決定し、防災マップに上書きしていく」と述べた。同時に、原因を含め災害に至った経緯などについても検討する考え。検証委の発足時期は「現在、避難生活している方たちの生活再建がなされてから」としている。【10月23日 産経新聞より】
▼富岡市 台風第19号被害状況
https://www.city.tomioka.lg.jp/www/contents/1571096858662/index.html