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【防災施策】常総市に「行政支援隊」 災害時、役所OBが助っ人に/茨城
茨城県常総市職員OBたちが、災害時に市の事務などを手伝う「市災害ボランティア行政支援隊」を創設した。消防OBによる同様の団体は各地にあるが、岡野治二会長は「事務系職員らの団体は全国的にも珍しいのでは」と話す。昨年10月から市と協議を進め、事務系職員と消防職員のOB計142人が集まった。現役の事務系職員の約3割に相当し、災害時に市の要請を受けて業務を補助する。一昨年の水害では、市は混乱と職員不足に陥り、県が多くの業務を実質的に肩代わりした。市OBの岡野さんは水害当時、避難所の運営をした経験から市職員が足りないと痛切に感じた。「行政に携わった身として、何かしなければ」と考えたことが支援団体の設立のきっかけだった。市の防災担当者は「人数が多く、行政知識があり、東日本大震災や水害の経験者でもある。体験に基づくアドバイスを得られ、心強い」と話している。【12月1日 東京新聞より】