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【防災施策】新幹線、事前に県外避難 那須水害の教訓生きる 那須塩原留置線の8編成/栃木

長野市の車両基地にあった北陸新幹線車両にも甚大な浸水被害をもたらした台風19号による記録的豪雨。栃木県那須塩原市の基地では浸水に備え、事前に東北新幹線車両8編成を県外の駅などに避難させていた。JR東日本によると、21年前の那須水害を教訓とした対応だったということである。1998年8月の那須水害で同留置線では、線路の分岐器が冠水し、車両が施設外に出られなくなった。この被害を教訓に同留置線は車両の避難措置を行ってきたという。これまでも2013年10月や2017年10月の台風接近に伴って対応していた。JR東の災害対応マニュアルには、河川管理者や自治体などと緊密な情報共有を図るよう記載されているが、具体的な車両避難の手順などの記載はない。今回の台風で、同留置線は台風の進路予想などを踏まえ、都内の新幹線運行本部などと連携して避難先を決めたとみられる。台風19号の被害を受け、JR各社は13日までに、車両の避難手順の検討や排水ポンプの配備など対策強化に乗りだしたが、那須塩原での対応は先行例として注目されそうである。【11月14日 下野新聞より】