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【防災施策】津波警戒区域に藤沢、大磯、二宮追加ヘ 避難対策を強化/神奈川
東日本大震災の教訓を生かし、津波避難対策を強化する「津波災害警戒区域」の指定地域に、神奈川県の藤沢市と大磯、二宮両町が加わる見通しとなった。神奈川県は本年度中の指定を目指しており、各市町は指定後、ハザードマップの改定などを進める。県は2019年3月、各市町の意向を踏まえ段階的に警戒区域を指定する方針を策定。これを基にモデル地域として同12月、小田原市と真鶴、湯河原両町に指定した。藤沢など3市町はこれに続く指定エリアとなる見込みである。3市町とも津波の影響が最も大きくなるのは、相模湾に延びる相模トラフで巨大地震が起きた場合とされる。11メートル超が見込まれる藤沢市は「警戒区域となる沿岸部を対象とした住民説明会を来年1~2月に開き、対策をさらに進めるきっかけにしたい」と指定を目指す理由を説明。大磯、二宮両町はともに17メートル超の津波が3分で押し寄せるとの厳しい予測が示されており、「最新の想定を反映したハザードマップに改定する」(大磯町)、「浸水想定域が内陸まで広がっているのは小田原市に隣接するエリア。同市が既に警戒区域に指定されていることを踏まえ、対策をある程度そろえたい」(二宮町)などと指定後の取り組みを描いている。【12月20日 神奈川新聞より】