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【防災施策】球磨川治水案に「水害リスク示して」 専門家8人が国、熊本県に助言

国土交通省と熊本県は23日、川辺川での流水型(穴あき)ダム建設や県営市房ダムの改良などを組み合わせた球磨川流域治水プロジェクト案について、河川工学や都市計画の専門家8人からオンラインで意見を聴いた。中央大研究開発機構の藤田光一客員教授(河川工学)は「対策をしても想定を超える洪水は起きる。致命的な打撃を避けるため、避難に必要な情報を出すことが重要」と指摘した。九州大農学研究院の大槻恭一教授(森林科学)は「降雨の流出量は地質によって変わる。森林の洪水緩和機能はあまり期待できない」。同研究院の平松和昭教授(農業土木)は、水田の貯水機能を利用する「田んぼダム」に触れ「水稲の生育を考えると、許容できる湛水はおおむね深さ30センチ、24時間以内」との見解を示した。【12月24日 熊本日日新聞より】
▼九州地方整備局八代河川国道事務所 球磨川流域治水協議会・令和2年7月球磨川豪雨検証委員会
http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/river/r0207_ryuikitisui_gouukensho/index.html