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【防災施策】真備の陸閘廃止、防水壁新設へ 備中県民局、災害リスク軽減図る/岡山
岡山県備中県民局は、倉敷市真備町地区に2カ所ある「陸閘(りっこう)」を廃止する。大雨による増水時に川の堤防が途切れた部分を板で閉じ、道路の冠水などを防ぐ設備だが、西日本豪雨では機能しなかった。代わりに堤防と同じ高さの防水壁を新たに建設し、設置作業の手間を省くことで水位が上がった際の災害リスクの軽減を図る。工事を行うのは、同町妹、同町尾崎を流れる小田川支流の内山谷川、背谷川と、国道486号が交差する橋部分。いずれも欄干のように鉄筋コンクリート製の壁を設ける。規模は、内山谷川が長さ約20メートル、高さ約2メートル。背谷川は長さ約16~20メートル、高さ約1.5メートル。高さは、倉敷市がかさ上げをする両河川の堤防とそろえ、堤防の切れ目からの越水を防ぎ、壁の上部まで水が来ても圧力に耐えられる強度を持たせる。今月中旬から着工しており、来年6月までの完成を目指す。同県民局工務第二課は「人力で作業する今までのやり方では緊急時の負担が大きい。国や市が行う堤防強化などの施策と合わせ、治水対策を図っていきたい」としている。【11月21日 山陽新聞より】
▼岡山県 真備緊急治水対策2年目の記録(写真集)を作成しました
https://www.pref.okayama.jp/page/689988.html