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【防災施策】西日本豪雨1年、企業の災害対策は 操業停止や高台移転

西日本豪雨で工場の操業に大きな影響が出た自動車大手のマツダは2日、豪雨の教訓を踏まえた新たな防災対策を公表した。同社は昨秋、工場の操業を台風や高潮だけでなく豪雨でも止めるよう社内基準を改訂。累計の雨量が一定を超えた時には「水防会議」を開き、従業員らの帰宅も促す態勢に改めた。取引先の被災や交通網の寸断で支障が出た部品の調達にも工夫を加える。取引先の拠点データと河川の氾濫を想定したハザードマップを組み合わせ、水害の影響を把握できるよう社内システムの改修を進める。これまでフル操業を前提につくっていた生産計画の見直しや、国内と海外で柔軟に生産拠点を替えられる生産体制の強化も図り、想定外の自然災害にも対応していく方針を示した。西日本豪雨で被災したほかの企業も、豪雨への対策を進めている。業務用ビデオカメラなどをつくっているパナソニックの岡山工場は、BCPを見直し、製品の保管場所をかさ上げするなど水害対策を新たに加えた。広島県三原市に生産拠点を構えるコカ・コーラボトラーズジャパンは、現地での生産再開にかかる費用や工期を検討した結果、市内の別の場所に移転することにした。現工場は物流拠点として残すということである。【7月3日 産経新聞より】