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【防災施策】高速道に逃げろ! 相次ぐ水害、避難場所増設―国交省

国土交通省は、高速道路など高台にある道路上の避難場所について、全国で新たに655カ所増やす方針である。2020年度末までに増設箇所を正式に決め、2025年度末までに完成を目指す。新たな整備対象は、津波や水害で想定される浸水の深さより高い所に位置する高速道59カ所と国直轄道路596カ所で、国と市町村が分担して整備。同省は市町村に対し、地域防災計画やハザードマップに反映し、住民に周知するよう求める。高速道などを避難場所として使うには、盛り土や高架部分に住民が上るための階段やスロープを設置した上で、路肩部分を拡幅するなどして身を寄せるスペースを確保する必要がある。2020年7月末時点で、高速道166カ所、国直轄道222カ所の計388カ所が整備されている。これまでは、国の各地方整備局や高速道路会社が市町村と個別に協議し、整備してきたが、相次ぐ水害を受け、避難場所を抜本的に増設する必要性があると判断。同省は2020年度、全国で設置可能な箇所の洗い出しに着手し、新たに655カ所を候補地に挙げた。【1月3日 時事通信より】