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【防災施策】<佐賀豪雨>災害ごみ回収めども…処分の長期化課題
大規模な浸水被害があった佐賀県武雄市と杵島郡大町町で大量の災害ごみが発生した問題は、仮置き場に搬入されるごみの量が徐々に減り、回収のめどはついた。集まったごみについては、県外も含め広域的に処理するよう検討しているが、クリアすべき課題も多く長期化も懸念される。災害ごみは市町村で処理するのが原則だが、両市町などが共同で運営する「さが西部クリーンセンター」だけでは対応が追い付かない。このため、県が仲介し、県外も含めた他の施設で広域的に処理できるよう調整している。原田環境相も報道陣に対し、広域処理を支援する考えを示した。ただ、受け入れ側は通常業務を行った余力で災害ごみを処理するため、膨大な量のごみを処理するには長期間かかるとみられる。また、他施設に受け入れてもらうためには大型ごみを破砕する必要があるが、専用機械の仮置き場への設置には、法律上の手続きに時間を要するということである。【9月6日 佐賀新聞より】