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どう手伝う、要援護者の避難 大槌で訓練、模索続く/岩手

岩手県大槌町の安渡町内会は6日、安渡地区津波避難訓練を行った。要援護者支援の時間を限定する「15分ルール」などを定める独自の防災計画の実効性を確認するため、2013年から継続しており、今回は要援護者避難の道具の検証を重視。多くの避難支援者を亡くした東日本大震災の教訓から、毎回テーマを絞って訓練を重ね、犠牲者ゼロの避難のあり方を探り続けている。避難指示が出ると震災の経験を基に、家族の安否確認やガスの元栓の確認など直後に取りそうな行動を各自が紙に書き出してから避難を開始。家庭への配備を視野に入れたアルミ製の組み立て式リヤカーや、パイプいすを加工した簡易車いすなどに要援護者役の人を乗せ、高台へ逃げた。車いすに乗った女性は「実際は複数でなく一人の人が長距離、車いすなどを押す可能性もあり、もっと避難に時間がかかるかもしれない」と指摘。反省会では「簡易車いすは不安定で転倒が心配」「寝た状態の人も運べたらいい」など手段に関する意見のほか、事前の各家庭の備えについて意見が出た。【3月7日 岩手日報より】
▼みんなでつくる地区防災計画「岩手県大槌町」
http://chikubousai.go.jp/area_detail.php?eid=00021