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アニメ映画『未来に向けて』が土木学会の映画最優秀賞を受賞

東北地域づくり協会が制作した防災教育アニメーション映画『未来に向けて-防災を考える-』が、第27回土木学会映画コンクールの最優秀賞を受賞した。映画は「1000年に1度」と言われる東日本大震災の経験を風化させることなく、後世に確実に継承しようと制作された。国際行事での活用を目的とした英語字幕版もつくられている。ストーリーは『備える』と『学ぶ』で構成している。このうち、『備える』は1986年の明治三陸大津波と33年の昭和三陸津波で多くの犠牲者を出した岩手県普代村が舞台で、戦後、当時の村長の英断により、高さ15.5mの東北一の防潮堤と水門をつくった。これらが震災の津波から村を守った内容になっている。『学ぶ』は「津波が来たら家族のことをかまわず、自分一人でも逃げろ」という意味の“津波てんでんこ”の防災教育を受けていたおかげで命をつないだ釜石市の小学生と中学生の兄妹、その両親の物語となっている。同映画について、今村文彦東北大災害科学国際研究所長は「アニメは日本の新しい文化であり、従来の災害文化の中に新たな要素が加わり、より広く防災・減災への意識が伝わっていくことを願う」とコメントしている。【6月17日 建設通信新聞より】
◆土木学会 「2016年度第27回映画コンクール受賞作品」
http://committees.jsce.or.jp/cinema/