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ネパールに防災 種まく/愛媛
愛媛大学は、ネパール中部で起きた大地震の調査報告会を開いた。ネパール出身で理工学研究科のネトラ・プラカシュ・バンダリ准教授や矢田部龍一・防災情報研究センター長らが、今月1~8日に首都のカトマンズなどで実施した調査内容を報告。古いレンガ造りの建物が倒壊し、中の住人らが犠牲になるケースが目立ち、頑丈な鉄筋コンクリート造りの建物の被害が少なかった点を指摘。ネパールでは大地震が起きることが予想されていながら、脆弱な建物が多く残されてきたことを挙げて「財源の制約はあるが、防災の考えが浸透していない部分もある」と述べ、「震災を経験した今が、防災教育を根付かせる機会。ネパールからの留学生には日本で学んだ知識を持ち帰ってほしい」と話した。【5月19日 YOMIURI ONLINEより】