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伊豆大島土砂災害3年 猛威ふるう「線状降水帯」 気象庁「事例蓄積は予測に意義」

東京都大島町の伊豆大島で死者・行方不明者39人を出した土砂災害は、16日で3年となる。集中豪雨を降らせる「線状降水帯」が原因とされ、広島市の土砂災害(平成26年)、東日本豪雨での鬼怒川決壊(27年)でも猛威をふるった。6月の九州地方の大雨でも発生したことが気象庁気象研究所の分析で判明。平成12年前後から研究者の間で使われ始めた言葉で、「集中豪雨の約3分の2は線状降水帯が原因」との指摘もある。毎年のように災害を引き起こすため、気象庁は近く正式な用語に加えることを検討している。地球温暖化で将来的には線状降水帯の発生条件が整いやすくなるとみられるが、現状では発生を完全には予測できない。東大大気海洋研究所の新野宏教授は「『線状降水帯予報』が出せればいいが、精度向上には時間がかかる。レーダーによる監視と早期の警戒呼びかけが重要だ」と話した。【10月15日 産経ニュースより】
▼気象研究所 線状降水帯の形状と構造
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/lab2/member/hseko/rainband.pdf