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力強い右腕、技あり左腕 災害対応の2本腕ロボ
大阪大や東北大などの研究チームは19日、災害現場向けの2本腕の重機ロボットを開発したと発表し、仙台市内で報道陣に公開した。がれきを撤去しながら、壊れた車や建物の扉を開けるなど、遠隔操作で幅広い作業が一度にできるという。ロボットは高さ1.9メートル、重さ2.5トン。物をつかんだり砂利をすくったりできる力強い腕と、人間の手のような細かい作業ができる腕がある。腕を別々に動かす作業もできる。大阪大の吉灘よしなだ裕・特任教授(ロボット工学)は「将来は土砂災害が起きた斜面で、1本の腕で本体を支えながら別の腕でがれきを撤去するなど、難しい作業も実現させたい」と話している。【6月20日 読売新聞より】
◆東北大学「新機構を備えた複腕建設ロボット」
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170614_01web.pdf