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土砂災害危険、十勝管内は499カ所 警戒区域指定まだ9%/北海道
北海道十勝管内で土石流や地滑りなどの危険がある「土砂災害危険箇所」のうち、2015年度までに「土砂災害警戒区域」に指定されたのは計44カ所と全体の9%にとどまることが、帯広建設管理部のまとめで分かった。指定が遅れている理由の一つが、対象になっている地域住民の反対。警戒区域に指定されると、市町村には避難所までの経路などを記すハザードマップの作成が義務付けられ、宅地や建物の売買時には警戒区域であることの説明が必要になる。指定の前提となる基礎調査に多額の費用や時間がかかることも足かせになっている。15年度に管内89カ所で行われた基礎調査の費用は計約6500万円で、期間は11カ月間に及んだ。帯広建設管理部治水課は「広島のような被害が出てからでは手遅れになる。指定に向けて地域の方々にいかに必要性を理解してもらうかが課題」と話している。【4月4日 北海道新聞より】
▼北海道「土砂災害警戒区域等の指定状況 」
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/kss/ssg/dosyasaigaikeikaikuikisiteijoukyo.htm