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地下水で地震予知 浜松拠点に県内外調査/静岡

静岡県浜松市で、地下水の水量や水温の変化から地震を予知しようと、元東京大地震研究所准教授の佃為成さんを中心にした市民参加の観測・防災組織「地下からのサイン測ろうかい」が26日、NPO法人認可を受け発足した。佃さんによると、地震発生前には地下の岩盤にねじれが生じる。その際、圧力で地下深くの熱い地下水が押し上げられ、地表近くの地下水の温度や量に変化が生じる。東日本大震災前、新潟県に設置した観測点では、10年から1年かけて水温が1度近く変化したという。佃さんは地震研を09年に退職。震災発生に警鐘を鳴らせなかった反省と研究の継続に向け、地下水観測のNPO立ち上げを決意した。東海地震に備え、さまざまな観測情報が集まる東海地域を選び、浜松を拠点にした。県内外28カ所の井戸などに機器を設置して観測するほか、大学や研究機関、気象庁の地殻変動や火山活動などのデータをつなぎ合わせ、多角的に分析し、地震を予知する。【11月27日 中日新聞より】