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太平洋沖海底に地震・津波の新観測網…防災科研

防災科学技術研究所は、東日本大震災の震源域を含む太平洋の海底に、新たな地震・津波観測網を設置し、23日に千葉県内で記念式典を開いた。北海道釧路沖から千葉県沖までの広域を、全長5700kmのケーブルで結んだ観測装置150基で観測し、地震と津波を早期検知する。夏には気象庁にデータ提供を始める。観測網は「日本海溝海底地震津波観測網(S-netエスネット)」の名称で、日本海溝付近の水深約100~約8000mに、地震計と津波計を合わせた機器を30~60km間隔で設置した。防災科研によると、津波が沿岸に到達するよりも最大20分早く検知でき、地震の揺れの検知も最大30秒早まるという。まずは日本列島に近い海溝の西側に敷設した125基を運用。2016年度以降は主に日本海溝の東側に25基を追加し、震源が陸から遠くても津波が起きやすい「アウターライズ地震」の発生にも備える。【3月23日 読売新聞より】
▼防災科学技術研究所「日本海溝海底地震津波観測網整備事業」
http://www.bosai.go.jp/inline/