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子どもの防災教育に絵本活用

子どもの防災教育に絵本を活用する取り組みが広がっている。絵本の情報サイト「絵本ナビ」編集長の磯崎園子さんによると、防災に関する絵本は地震や津波、噴火、台風など自然災害が起きる仕組みと、その恐ろしさを伝えるものが多い。東日本大震災後は地震関連の絵本に注目が集まり、「被災した人たちの体験や教訓から、震災時の避難方法や避難生活を取り上げたものも目立ってきた」と話す。15年1月に出版された「はなちゃんの はやあるき はやあるき」(岩崎書店)は、東日本大震災で被災した岩手県野田村の野田村保育所の園児の姿を描いたもので、著者は同村出身の詩人の宇部京子さん。同保育所は津波にのまれて流失したが、毎月行ってきた避難訓練のおかげで、震災時も園児が訓練通りに早歩きで高台に逃げられた。被災した子どもの心のケアを目的にした絵本では、熊本市子ども発達支援センターが16年5月、「やっぱりおうちがいいな」という絵本を作った。絵本学会の事務局長で、東京工芸大学准教授の陶山恵さん(児童文学)によると、絵本を通じて得られる想像力や知識によって、いざという時でも子どもが現実に向き合う力が湧いてくるという。「絵本を通じて親子の会話が広がり、自然に防災について話し合う機会になればいい」と期待を寄せる。【2月8日 読売新聞より】
▼絵本ナビ「はなちゃんの はやあるき はやあるき」(全ページ読める)
http://www.ehonnavi.net/ehon/106126/はなちゃんのはやあるきはやあるき/
▼こどもの本 on the Web
http://www.kodomo.gr.jp/