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岩手・大船渡の中学生が熊本にエール 津波被害乗り越えた歴史を演劇に 大分で上演/岩手
岩手県大船渡市吉浜地区の市立吉浜中2、3年生が18日、大分市である全国中学校総合文化祭で、津波被害を乗り越えた地区の歴史をテーマにした演劇「奇跡の集落 吉浜」を岩手県代表として披露する。同地区は大津波の教訓から高台移転を進め、東日本大震災の被害を最小限にとどめたことから「奇跡の集落」と呼ばれる。こうした歴史を伝えようと、生徒らが3年前、聞き取りをして脚本を執筆。高台移転する住民たちの姿を描いた演劇を同校の文化祭などで上演している。南海トラフ地震が起きれば、大分など東九州沿岸でも津波被害が予想されている。演劇リーダーで3年の野田勇志さんは「もし高台移転が難しくても、海から『遠く』でなく高い場所に避難する大切さを伝えたい」と熱意を込める。【8月18日 毎日新聞より】
▼津波記憶石「奇跡の集落 吉浜」
http://tsunami-ishi.jp/ofunato-yoshihama/