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市町BCP策定率54% 復旧復興に不可欠/静岡

大規模災害に備えるBCPの策定について、静岡県内全35市町中で作業を完了しているのは19市町で策定率は54.2%にとどまることが、6日までに県の調査で明らかになった。総務省消防庁まとめで、全国市町村の策定率は2015年12月時点で44.9%。4月に起きた熊本地震の被災地ではBCPを策定していなかった自治体が多く、復旧復興に遅れが出た。BCPで優先的に実施すべき業務を事前に定め、必要な施設や設備、物資などを準備することは、速やかな復旧復興のために非常に重要となる。計画策定には行政業務全体を緊急性や必要度で区分けすることが必要。県危機政策課の担当者は「災害後の状況を具体的にイメージし、対応ルールを整理しておくことが大切」とBCP策定の意義を強調した上で、「計画づくりが完了した市町も防災訓練などを通じて常に改善を図り、職員全体に浸透させてほしい」と呼び掛ける。【9月6日 静岡新聞より】